2017年下期にfacebookの「ひる中華・よる中華・たび中華・おやつ中華」の総合ベスト8を発表!食レポシリーズより、2017年下期(7月3日~12月27日)までのリーチ数ランキングを集計しました。

 

8位

【ひる中華】麻布十番「飄香(ピャオシャン)」で10月の農家楽セット1,620円+α 5,625リーチ

●こんな方におすすめです
・おいしい四川料理を食べたい
・有名シェフの味をランチで手軽に味わいたい
・昼時に麻布十番界隈まで足をのばせる

飄香

8位はNHK「あさイチ」にもレギュラー出演する、井桁良樹シェフ率いる「飄香(ピャオシャン)」の農家楽(ノンジャーラ)ランチがランクイン!

月替わりで6種類の定食と、4種類の麺・水餃子セットが楽しめるこのシリーズは、素朴さと洗練を合わせ持つ、力強い料理が毎月登場。 回鍋肉のような定番メニューを旬の食材で作ったり、肉と野菜のバランスのいい四川料理が登場したりと、頻繁に通っても食べ飽きない工夫がここにあります。

定食は前菜、四川式の豆花、スープ、ごはんもついて、テーブルの上が料理だらけになるのも幸せ。当月新作メニューのうち、半分の5品を制覇できる農家楽ミニコース4,320円(税込)もおすすめです。

2017年10月10日掲載:サトタカ訪問


 

7位

【よる中華】荒木町「遊猿(ゆうえん)」であれこれ 5,860リーチ

●こんな方におすすめです
・気取らずカジュアルな雰囲気の店が好き
・中華は香りだ!と思っている
・4人くらいで気軽に食べに行きたい

遊猿

7位は、鉄板と鉄鍋を駆使したアツい中華が楽しめる、荒木町「遊猿(ゆうえん)」のディナーがランクイン!

カウンターに座れば、ジャッ!という音とともに、力強く炒められる食材の香りに鼻を持っていかれること必至。ちょっとした炒めものにも鉄鍋の熱と香りがギュッと蓄えられ、中華気分を盛り上げてくれます。

オーナーシェフは、鉄板中華の「青山シャンウェイ」、和の食材を多用した神楽坂「ENGINE」など、小規模で個性ある人気店の厨房を支えてきた大内さん。

料理は修行各店のいいところを取り入れつつ、さらにナチュラルさが加わった印象。山小屋風の店内は、大人が気取らずくつろげる空間。雰囲気的も金額的にも、どなたも誘いやすい感じですよ。

2017年9月12日掲載:サトタカ訪問


 

6位

【よる中華】赤坂「中国割烹 月居(げっきょ)」でおまかせと焼きたての月餅 6,077リーチ

●こんな方におすすめです
・趣のある日本家屋で旬の中華が食べたい
・接待に使える中華を探している

月居

6位は日本人×中国人、2人のシェフがタッグを組み、高級食材もしっかり使って旬の中華を出しまくる「中国割烹 月居(げっきょ)」がランクイン!

店は赤坂の裏路地にある日本家屋で、ここを目指していかないとわからないような場所。建物はこの秋リニューアルしたところで、密談したくなる個室にも惹かれつつ、カウンターに座れば、シェフのやりとりが眼前で見られてエキサイティング。
料理はゲストの加減に合わせて13~16品(食べ手の腹具合によって異なります)。旬の食材を使い、お酒に合う料理も充実。接待、デート、どちらでもいけそうですね。

2017年10月16日掲載:サトタカ訪問


 

5位

【たび中華】四川省眉山市东坡区の「眉州东坡酒楼」で四川式东坡肉(東坡肉:トンポーロー) 6,242リーチ

●こんな方におすすめです
・東坡肉が好き
・豚足など、骨付き肉を煮込んだ料理が好き
・四川の田舎を大勢で旅したい

眉州东坡酒楼

5位はたび中華より、中国の有名店「眉州东坡酒楼」の四川スタイルの東坡肉がランクイン!

「東坡肉って杭州名菜じゃないの?」という声も聞こえてきそうなこの料理。実は料理を考案した文人・政治家の苏轼(蘇軾 ※号は苏东坡(蘇東坡))は、四川省眉州(現在の眉山市)出身。この地域でも、蘇東坡のエピソードとともに、東坡肉が名物になっています。

東坡の名を冠した料理がいくつもあるなかで、写真は東坡肘肉。丸ごととろとろになった豚の肘肉は、甘じょっぱい煮汁にたっぷりの生姜、にんにく、さらに少々辛味が効いた味付け。コクの中に辛味や香ばしさ、爽やかもあり、これだけだけで春雨、ごはん、青菜、お酒となんでもいけそう。

レストランはゴージャスで、20人座れる自動回転テーブルも設置。四川省のみならず、北京、そしてアメリカにも店舗展開していますので、機会があればぜひお出かけください。

2017年7月24日掲載:サトタカ訪問


 

4位

【ひる中華】西大島「陽記」の腸粉セット850円+豚肉粥500円+皮蛋トッピング100円 6,804リーチ

●こんな方におすすめです
・腸粉大好き!とことん食べたい!
・腸粉ってなに?食べてみたい。
・広東省に思いを馳せたい。

陽記

4位はtwitterでも大ブレイク!腸粉と粥専門店のセットランチがランクイン!

一般的に腸粉は専用の蒸し器を使って作るため、広東点心を提供している店でもおいていないことが多いメニュー。しかしなんと、その腸粉をメインにした稀なる店が、今年、江東区にオープンしたのです。

アラカルトの場合、腸粉は一皿2本で、具は叉焼、牛肉、鶏肉、茸(きのこ)、玉子、海老、豚挽肉、牛腩(広東風牛バラ煮込み)の8種類で各300円~350円。セットはその中から2種類4本入りで、前菜、サラダ、デザート付き。定番の具は叉焼や海老ですね。

注文すると、前述の専用蒸し器で調理開始。引きだし状になったバットに、米粉を乳液状にしたものを流し込み、固まってきたら具を巻き込むようにヘラで丸めて半分にカット。この一段で2本の腸粉が作れます。

場所は西大島駅からすぐ。JR亀戸駅からもまっすぐ徒歩10分程度です。できたてのもちもち、舌触りのよい腸粉を目指して、いざ東京の東へ!

2017年8月25日掲載:コスギ訪問


 

3位

【たび中華】四川省眉山市洪雅县「幺麻子(ヤオマーズ)食品有限工司」 8,206リーチ

●こんな方におすすめです
・藤椒油、木姜油を愛用している
・青山椒の爽やかな痺れが大好き
・青花椒オイルの製造基地に行ってみたい

幺麻子

3位は「たび中華」より、藤椒油メーカーとして有名な「幺麻子(ヤオマーズ)食品有限工司」の中日厨芸交流会(中国と日本の料理技術交流会)がランクイン!

こちらは今夏に開催された「おいしい四川」の食べ歩きツアープログラムとして企画されたもの。ツアーメンバーに料理人がいることを知った幺麻子が、サプライズで即興披露のステージを用意していたのです。

日本勢は「銀座 やまの辺 江戸中華」の山野辺×加藤チームが「青花椒風味の四川スキヤキ」、そして新潟市「風雅」のナガサワシェフは「木須肉(肉、玉子、きくらげの炒め)の木姜油風味」を披露。会を大きく盛り上げてくれました。

主催した幺麻子(ヤオマーズ)は香味油のメーカーで、清涼感溢れる藤椒油(タンジャオゆ:青山椒の油)と、レモングラスのような爽やかさをもつ木姜油(ムージャンゆ)が主力商品。藤椒油と木姜油を使った料理が味わえるレストランも併設しています。

2017年7月26日掲載:サトタカ訪問


 

2位

【たび中華:動画】四川省雅安市荥経県「文记棒棒鸡」で棒棒鶏(バンバンジー) 9,731リーチ

●こんな方におすすめです
・棒棒鶏のルーツを知りたい
・四川省の田舎を旅したい
・麻辣大好き、鶏大好き

2位も「たび中華」より、棒棒鶏づくりの厨房動画がランクイン!

「棒棒(バンバン)」とは、棒棒鶏をカットするときに使うこん棒のこと。骨付鶏を1日中切り続けるために、この道具が生まれたのは必然なのでしょう。包丁係が肉の厚さを決めた瞬間、棒棒係が包丁の峰にバンとこん棒(棒棒)を叩き付け、2人がかりで肉をカットしていく様は見事。

相方の「ここで切って」という気持ちを瞬時に察して叩くため、ペアを組む2人は信頼関係が必須。タレはいろいろ選べ、椒麻(痺れる葱味)、山珍(キクラゲ入り)、青椒(青唐辛子入り)、怪味(ゴマペーストなど入った複合味)、干拌(汁無し麻辣味)いずれも1斤65元(500g約1,105円)。鶏油や腎臓など別売りもありました。

2017年7月19日掲載:サトタカ訪問


 

1位

【ひる中華】「銀座 やまの辺 江戸中華」で《四川やまの辺》
16,916リーチ

●こんな方におすすめです
・貸切宴会をやりたい

やまの辺

そして2017年下期、「ひる、よる、たび、おやつ中華」で最大のリーチを獲得したのは、「銀座 やまの辺 江戸中華」の貸切宴会《四川やまの辺》でした!

今期のランキングは、四川を旅した旅レポが続々ランクイン。その帰国後の宴会では、眉山で味わった四川式東坡肉や、青花椒油のトップ企業・幺麻子(ヤオマーズ)で即興披露した「青花椒風味の四川スキヤキ」など、旅を追体験するような料理が続々登場。

ちなみに山野辺シェフが持っているのは、四川で購入した大ナマコの肉詰め。宴会にこんなのが出てきたら、もう写真撮るしかないでしょう!

昨今はテレビの料理番組に出演したり、ホリエモン率いる「WAGYU MAFIA」inマカオで料理を振るうなど、幅広く活躍中の山野辺シェフ。素晴らしい宴会をありがとうございました。

2017年10月6日掲載:サトタカ訪問


 

2017年下期のfacebook食レポ系投稿は、四川料理が強かったですね。「麻辣」という日本にはない味わいが広まっていることもありますし、四川料理は何となく知っているけどよく知らない、そんなところが皆の心を惹き付けるのかもしれません。

また、日本でご紹介したレストランは、「陽記」のような小吃専門店や、「月居」のような高級店まで、かなりバリエーションがありました。この機会に80C(ハオチー)バックナンバーも併せてご覧いただき、気になる中華を見つけていただければ幸いです。


Reserch 小杉勉
Text 佐藤貴子
Photo 小杉勉、佐藤貴子

 


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