>都一処

表記   :都一処焼麦館
日本語読み:といっしょしゅーまいかん
中国語表記:都一处烧麦馆
北京語読み:ドウ イー チュ シャオ マイ グァン
発音記号 :dōu yī chù shāo mài guǎn

 

北京にあるシューマイの老舗。1738年に山西省出身の王瑞福が創業。
北京オリンピックに合わせた前門一帯の再開発で一旦立ち退きを余儀なくされたが、現在では元の場所に戻って営業を再開している。

店名の由来

1752年の大晦日、清朝の最盛期をもたらしたグルメ皇帝、乾隆帝が夜遅く北京に戻ったときのことである。年越しの準備でどの店も閉まっている中、一軒だけ営業している店があった。そこで、皇帝はお忍びでこの店で食事することにした。

料理に満足した皇帝が、店の名をたずねたところ「名前はありません」と答える店主。そこで乾隆帝は「こんな時間までやってるのは都でもここだけだから、都一処(都で一か所)はどうだ」と告げ、店を後にした。

都一処

後日、宦官たちが「都一処」と書かれた扁額をもって店を訪れたことで、店主はその時の一行が皇帝たちであったと知ったという。

それ以来、皇帝宸筆の額を見ようとする客たちで店は繁盛し、今に続く名店となったのであった。

 

 

立地

天安門広場から南へ、前門大街へと進むと、通り左側にユニクロや全聚徳を過ぎた少し先、右手に大柵欄街と交わるあたりにある。


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シューマイは、焼麦?焼売?

北京ではシューマイに焼麦の文字をあて、広東では焼売の文字をあてている。日本では広東からの影響で焼売を用いている。
日本国内のシューマイの有名店「崎陽軒」では、シウマイとカタカナ表記を用いているのはあまりにも有名。


Research: Xiao Shan-Mian & Chuka Lovers(シャオ・シャンミェンと中華ラバーズ)